青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2013/06/02~)

最近のこと。月曜日、健康診断があった。前日の夜から食べちゃダメで、朝食も抜き、更に午前中に血を抜かれるので、むしろ健康を害した。火曜日は高円寺・円盤にHAPPLE土岐さんのソロを観に行こうと思うも、時間が間に合わず撃沈。いなかやろうの楽曲を披露したらしい。「エスプレッソ」とか「ロージー」、聞きたかった。新宿で映画を観てから帰ることに。黒沢清の『リアル〜完全なる首長竜の日〜』を観た。

紛れもない黒沢印が随所に刻印してあって、いくらでも無理すれば褒められる感じが、何とんなく苦手だった。フィロソフィカルゾンビとか最高なのだけども。しかし、佐藤健が執拗に水分を補給するイメージが随分と簡単に、というか捻り無く回収されていくのが気になる。というか黒沢清のホラー作品って、回収しちゃダメなんじゃないか、と思う。そもそも仮想か現実かわからないものを立ち上げるのが映画なのではないか、と考えると、始めから「仮想」だの「現実」だのはっきりと命名されている世界を黒沢清が撮るのはナンセンスだ。致命的によくないのは主演2人の衣装ではないだろうか。。あの丈のパンツにブーツというのは佐藤健の身体の美しささえも損なわせている。脚本もいくらなんでも細部が適当過ぎる。「悪戦苦闘したんだよ」とかいう口語はどうしたって許せないし、アナグラムがどうのという件のしょうもなさ。どうしたって健康的な綾瀬はるかはミスキャストに思えた。


水曜日は家で素麺を食べた。木曜日は神保町に新しくできた「試聴室その2」で柴田聡子のソロライブを観る。照明を暗くして、蝋燭を灯してのライブで、ユラユラと眠くなった。何曲か超名曲があるので、新しい音源がとても楽しみだ。金曜日は宅配荷物が届くと思ってダッシュで帰宅し、家で待機していたのだけど、21時を過ぎた段階で何やら手配違いを起こしていたようだ、という事に気づきしょんぼり。でも、おかげで溜まっていたテレビ番組を消化できました。今週は『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「世界みやげ話マップ」が最高だった。小木のエピソードトークはいつだって本当に秀逸だ。「食わず嫌い王」も面白かった。散歩がてら本屋に寄って小田扉の新刊『フレッシュパークなかおち』を購入。

土曜日は目覚めてまず洗濯。『あまちゃん』を観てから、お風呂に入って、THUNDERCATの1stアルバムを聞く。
Golden Age of Apocalypse (BFCD023)

Golden Age of Apocalypse (BFCD023)

リアルタイムで聞いてなかったのだが、とても好きだ。Flying Lotusの『Cosmogramma』と同じくらいよい。お昼に近所にあるラーメン屋に初めて入ってみた。家系ラーメンというのを本当に久しぶりに食べたのだけど、懐かしくて、美味しかった。しかし、脂が辛くなってきて最後mで食べきれず。胃袋もどんどん歳をとってきている。天気がいいので光が丘公園を軽くサイクリングして、吉祥寺へ。ココナッツディスクを覗いて、カジヒデキの『ミニ・スカート』発売前に配布されたという8cmCDサンプラーを購入。

第1弾ではなく、第2弾で、カジヒデキによる挨拶とアルバムの予告編が収録されているらしい。聞く気はしないが、なんだか欲しくなってしまった。あと、郷ひろみの『ひろみの部屋』の12インチを300円でゲット。ジャケットがいかしているし、ほぼ全曲筒美京平先生が手掛けているので、いい買い物でした。ココナッツディスク吉祥寺店は本当に大好きです。急いで自転車を漕いで帰宅し、AKBの選抜総選挙にチャンネルを合わせる。夜は『アウトレイジ ビヨンド』をDVDで観た。改めてビックリするほど面白かった。散々言われているだろうが、塩見三省の演技の振り幅は最高だ。

勉さんが琥珀の事以外であんなに怒るとはね。白竜も泣けるし、高橋克典もかっこいい。異様な空間がたくさん出てくるし、車はとにかくかっこよく撮られているし(タクシーですら)、誰が何と言おうと傑作だ。


日曜日は昼くらいから活動してAKBのドキュメンタリー映画を観る。あっちゃんが面白過ぎる。『映画クレヨン しんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』が大層おもしろいとの噂を耳にしたので、映画館に時間ギリギリで駆け込むも、眼鏡を忘れた事に気づき観賞断念。家から15分くらいの所にコメダ珈琲があるというので、シロノワールを食べた。レコード屋でイモ欽トリオの7インチを買う。3枚で200円だった。

イモ欽トリオのボーカルはスネ夫声の中で最も美しいスネ夫だ。久しぶりにボウリングをして、ドンキホーテに立ち寄って帰るという退廃ムード溢れる週末を過ごしてみるも楽しかった。ボウリングは腕とお尻への負荷凄いですね。隣の方のレーンでプロが試合をしていた。帰宅して、『崖の上のポニョ』のDVDを観て震える。見返す度に「傑作だ!」という思いを強くします。なんてイマジネーション豊かな「ボーイ・ミーツ・ガール」なんだろう。後半の異様なタイム感も凄い。ポニョと一緒に眠くなってしまう。モールス信号→光と「愛」が言葉でなく映画として語られていくあのシークエンスはやっぱりとびきり素敵だった。何よりこの映画は最高にキュートだ。こちらも誰が何と言おうと傑作!