青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

オードリー若林正恭と星野源

f:id:hiko1985:20170809085116j:plain
『社会人大学人見知り学部 卒業見込』というイカれたタイトルの本を買おうと本屋を3件回るも見つからず。売れているとは聞いていたけど、ここまでとは。店員に聞いてみればいいのだけども、「あのーすいません、オードリー若林の『社会人大学人見知り学部 卒業見込』って入荷してます?」なんて聞けるか!絶対モジモジしちゃうし。店員さんも「あーこの人は”人見知り”で、その苦しみを若林にすがる事で救われようとしているんだなー」って思うでしょ(思わない)。殺す気か。このタイトルを口に出せる人間はこの本を買わないと思うです。連載元の『ダ・ヴィンチ

でも気合の入った特集が組まれておりまして、これは本当に売れているんでしょうな。なんと大橋裕之先生による若林2コマ漫画まで掲載されていました。若林さんから「8年間彼女いない」とった発言まで飛び出し、まだまだこの芸風で飛ばしていくつもりらしい若林さん。


それに対して、星野源さんは次のフェーズに突入したようです。

九龍ジョーさんによる『週刊SPA!』でのインタビュー、噂通りの面白さでした。「サブカル(笑)」みたいな風潮にモノ申す件はさておき、所謂「童貞こじらせ系」という自身の闇の部分を披露していくのはもう辞めた、という発言が飛び出しております。さ、散々「ダメな僕、かわいい僕」で成り上がってきたというのに!?挙句、

『癒し系』も『草食系』も『サブカル』も、もはや差別用語ですよね。中身は全然違うのに誰かがつけてしまった、そういうイメージに俺は殺される感じがして、その枠を壊す作業をしていたら、今度はどんどん精神が孤独になって……で、倒れちゃった(苦笑)。

という発言が飛び出す。いやいや、それもう当たり屋みたいなもんだぞ!と思いつつも、これくらい素直で自分勝手なのも好感が持てる。だから「働け!」とか「何気ない日常とか言ってると死ぬぞ!」とか尖った発言を繰り返していたのですね。更に「写真で笑うのを辞めた」とか言っていて、何周遅れの尖り方だよ、という。前述の若林も、ブレイク初期に「(雑誌の撮影で)俺、虎のかぶりもの着て笑えないわ」とか言ってましたね。

本当に笑ってないし、かぶってない。しかし、この表情素晴らしいですね。かつては、「かわいいとか言われるけど、こう見えても痛い恋愛とかしてきてるんですけどねぇ」とか語っていた痛い若林さんですら、すぐに折り合いをつけていた笑顔撮影問題に、ここにきて斬りかかる星野源さん。まぁ、とにかく2人の自意識過剰スターの今後の活動に要注目である。