青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

とりとめもないこと

スプリングハズカム。花粉も到来。今年最初のいちご大福を頬張った。美味しい。アンコとイチゴを餅で包む、誰がこんな素敵な事考えついたのだ、とググってみたら、「われこそが起源である」と主張する菓子屋は無数にあって定かにはなっていないらしい。昭和初期にはもうあったのだそうだ。いちご大福があるのに戦争やっていたのか、日本は。考えられない。この季節になるといつもBUMP OF CHICKEN藤原基央がいちごサンド好き、というエピソードを思い出し、ついセブンイレブンに足を運んでしまう。




横道世之介』に感動したあまり、吉田修一の原作

横道世之介 (文春文庫)

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を読破し、沖田修一の『南極料理人
南極料理人 [DVD]

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を観賞し、気合いを入れて2回目の観賞に向かった。いやーいい!2回目の方がいい。やや身構えていた1回目に比べ、今回は終始ニヤニヤして観ていた。たまらない幸福感だ。絶対的にオススメなのだけど、誰しもに気にいってもらえる自信が100%あるかというと、そうでもないのが難しい所だ。でも、傑作である事は間違いないと思う。商業デビュー作『南極料理人』もとてもおもしろかった。贅沢な時間の流れをする映画を作る人なのだな。料理をメインに据えた作品ながら「美味しい」は最後の最後、意外な形で1回のみ放たれる。吉田大八と沖田修一が質と収益を両立させて邦画界を盛り上げていってくれるに違いない。前田敦子主演の黒沢清映画がお蔵入りになってしまうような哀しい事態がこれ以上巻き起こりませんように。あれは海外資本ですが。しかし、前田司郎の才能に改めて惚れ直した。あの映画がコメディになったのは彼の功績に他ならないと思う。初めて世之介の名前を聞いた祥子の「あら、お素敵な名前。韻を踏んでらっしゃるのね」すら原作にはなかったぞ(たしか)。THE SHAMPOO HATの黒田大輔は沖田作品の常連らしく、以降全ての作品に出ている。サンプルの古舘寛治も2作に出演。2人共、小劇場界のスターですよ。しっかし、『横道世之介』での吉高由里子のかわいさ。悶絶死するレベル。あの素っ頓狂で高らかな笑い声よ。後、私は『Q10』の頃から池松壮亮の声がたまらなく好きなのであります。今作で更に跳ねるのではないかしら。



綾野剛が学食でカロリーメイトを食べているのがなんだかかっこよくて、世之介みたいに真似して食べた。カロリーメイトはついつい2本入りを買ってしまうのだけど、4本入りのほうがかっこいい。『Harlem Beat』というバスケ漫画で澤村というキャラクターが「オレ、ジャンクなもんは食わないから」とカロリーメイトチョコ味を食べていたのも、かっこいいな、と思った。食にストイックな人はなんだか憧れてしまう。Glenn Gouldがビスケットとミネラルウォーターとビタミン剤しか口にしなかった、というエピソードも好物だ。

グールドの美しさ。そういえば羽海野チカの『3月のライオン』の宗谷名人もコンビニでチョコバーと水と林檎みたいな食事を購入していて痺れたっす。高校時代はアントニオ猪木ファスティングに強い憧れを抱いていました。夏休みは部室も行くもやる事がないので友人たちと「ファスティングしようぜ」と昼食を抜いたりしていた。そうやってお金を貯めてCDや漫画を買っていたのですねー。



森は生きているのライブをついに目撃する事ができました。もっと室内音楽のような老成した音色を奏でるのかと思ったら若い、エネルギッシュな所もあって、とてもよかった。しかし、森は生きていると失敗しない生き方という名前の2バンドが同時に頭角を現しているの、なんか凄い。失敗しない生き方の自主音源も500円だそうなので今すぐにでも買いたい。下北沢モナ、吉祥寺ココナッツ、三鷹おんがくのじかん、あたりで買えるようです。『月刊ウォンブ』は凄いクリエイティブなイベントで単純に「凄い!な」と興奮しました。けど、あの場にずっと1人で居たら悲しくなって退場してしまいそうだ。私のように心の弱い人間だと。1人でボーっと観ていたら、「誰観に来たんすか?」と聞かれたので「あー全部です」と答えたら(雑)、「え、僕の事もですか?」と返されたので、「ハァ?」と返してしまいました。ごめんないさい。なんでもライブ前のマイクパフォーマンスをしている人だったそうです。しかし、前にもどこかであの人に「誰観に来たんすか?」と聞かれて、「あー全部です」と答えたような気がするのだけど、ただのデジャブだろうか。



目玉焼き(に限らず卵料理全般)は断固として半熟派だった私が自分で朝ごはんを作るようになってから、黄身を固める派の考えに傾倒しつつある。半熟は皿が汚れて洗うのが面倒くさいから。後、たまに大胆に液状になった黄身が零れる事があるでしょう?固まった黄身もあれはあれで円熟した旨味がありますよ。小さい時はボソボソした黄身が苦手で白身ばかり食べていた。ボクサーの資質があったのかもしれない。しかし、親には「黄身より白身が好きなんて変わったやつだ」と言われていたのですが、ある時、どういう流れでか忘れたのだけど、「白身が好きだ!」と主張する私に、親戚のおばさんが「そりゃ、そうよねー」と言ってくれた。「自分は間違っていなかったんだ!」という感情を初めて持った出来事だったので、とても印象に残っている。でも、やっぱ黄身のが美味いよ、そりゃ。