2.北野武『アウトレイジ ビヨンド』
3.モンテ・ヘルマン『果てなき路』
4.筒井武文『孤独な惑星』
5.フランシス・フォード・コッポラ『テトロ』
8.ホン・サンス『ハハハ』
9.新房昭之『魔法少女まどか☆マギカ劇場版前篇・後編』
10.フレデリック・ワイズマン『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』
11.アッバス・キアロスタミ『ライク・サムワン・イン・ラブ』
12.高橋栄樹『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』
13.スティーブン・スピルバーグ『戦火の馬』
14.鈴木卓爾『ポッポー町の人々』
15.細田守『おおかみこどもの雨と雪』
17.ベン・アフレック『アルゴ』
18.アキ・カウリスマキ『ル・アーヴルの靴みがき』
19.大林宣彦『この空の花』
21.黒沢清『贖罪』
24.クリント・イーストウッド『J・エドガー』
25.岩淵弘樹『サンタクロースをつかまえて」』
特に1位が思いつかず、反則気味に瀬田なつきの『5Windows』をもってきてしまった。とは言えあの確かな経験として映画観賞が刺激的であった。街のいたる所にスクリーンをたてかけて「窓」に見立てる。あらゆる場所の境界を開いていってしまう自由さ乱暴さ、がこの上なくチャーミングな瀬田印で刻まれているのも素晴らしい。「ここにないもの」を確かに存在させてしまう「映画を撮る」という事の魔法が解体して再構築されたような感覚。やはり、1位に推したいのです。他のラインナップを見てみるとオーバー50の巨匠たちのテクニックにひれ伏す1年だったように思います。後は、異質な空間の立ち上げに長けた作品に心奪われた。また、ランキング入りしているフレデリック・ワイズマン、高橋英樹、そして想田和弘の『演劇』など優れたドキュメンタリー作品の目立つ年でもあったような。そういえば、コメディが1本も入らなかった。コメディ作品のベストは矢口史靖『ロボジー』でしょうか。来年は笑える映画も楽しみたい、なー。