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オノマトペ大臣&ナオヒロック『HOMEWORK EP』

オノマトペ大臣&ナオヒロック『HOMEWORK EP』

Maltine Recordsのオノマトペ大臣とナオヒロック&スズキスムースのナオヒロックのコラボレーション。超絶いい感じ。オノマトペ大臣の日常のスケッチ力は相変わらず冴え渡ってるし、ナオヒはあえて「今」っぽいソーシャルメディアなワードを散りばめていて微笑ましい。そして何より声が懐かしくれうれしくなってしまう。1曲目「City and Stars」からバッチリのファンキーメロウなキラーチューンっぷりで咽び泣く。

パルコのパーゲン終わっちゃうよ
でもいいじゃん、パルコ一緒に行こう

P'で急ごう

タイアップソングでもないのに連呼される「パルコ」というキーワードが何を意味するのかは、ちょっと若い子にはわからないかもしれないんだけど、「パルコ」と言えば代々木公園へと続く「渋谷公園前通り」だとか、P'PARCOのオープン前日(1994年!)の小沢健二スチャダラパーによるシークレットライブだとか

とにかくあの『LIFE』とかLittle Bird Nation(スチャダラパーTOKYO NO.1 SOUL SETかせきさいだぁ、ナオヒロック&スズキスムース、キミドリとか、更にはキリンジホフディランなんかも集結したラップクルーなのだ)の喧騒を象徴するワードだったりするのだ。もちろん1985年生まれ(オノマトペ大臣も!)の僕にとっても全部聞いた話、読んだ話なわけんだけども。つまり、この曲は「今夜はブギーバッグ」へと続く道を蘇らせようとしているのです。そして、この曲でのナオヒロックの「無理して会った週末」というリリックは、もちろんオノマトペ大臣の大名曲「CITY SONG」の

週末の夜に無理して会った

からの引用でありまして、今を若者として生きる我々にとっての「僕らのアルバム!」と叫びだしたくなるオノマトペ大臣の『街の踊り』

があの90年代の狂騒に接続するのだ。まさに時空を超えるEPであります!しかも、okadada、asuka tanaka、CAROLIECUTと言った新しい時代の気鋭達の力を借りてね!そう言われてみれば、繰り返される

Go clap your hands Go clap your hands
Everybody clap your hands

は、LBの「Little Bird Strut」(スチャダラパーの『WILD FANCY ALLIANCE』に収録)

LB In the House Everybody clap your hands

じゃんか。更に「White Weekend」では小鳥の鳴き声と共に始まり

チュンチュンチュン 小鳥さえずったら ぼやけた世界が広がって

電線に止まった小鳥たちが 旅に出る準備は始めてた

なんてラインを大臣が放つ。小鳥が再びさえずった。Little Bird !あの過ぎ去ったいつかの喧騒が、時空を超えて、再び始まる予感なのだ。

4秒後の世界に期待しな
まだ窓の外では 若者が恋している

データはi-tunes storeで(450円!)、CDはJET SETやユニオンで(600円)購入できるようですよ!