青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

『Pop Underground Showcase 2012』 in 渋谷o-nest

渋谷o-eastで高城晶平とやさしい人たち、Say Good-Bye!(Hara Kazutoshi & Gellers)、core of bellsというなかなかイカしたスリーマンライブを観た。


1番手は高城晶平とやさしい人たち。ceroのフロントマン高城晶平がギター&ボーカル、やさしい人たちはベースに河合一尊(ホライズン山下宅配便)、ドラムにミニースターダスト(ファンタスタス)、二胡とに吉田悠樹(NRQ)、キーボードissy(片想い)という布陣。アーバンメロウファンキーミュージック。「水平線のバラード」(ceroの2ndアルバムにも収録!)からスタート。ミニーさんの最高に跳ねたドラムビートとカッティングギターでアレンジの変わった「明日の天使」に「ストーリーテラー」はどれも堂々と名曲然とした佇まい。お馴染のMiliam「spring chimes」のカバーもバッチリ。歌詞の雰囲気がとても高城さんっぽくて、もはや彼のオリジナル楽曲のようだ。高城さんはソロの時はよりパーソナルに歌う。そして、とても歌唱技術の高いシンガーであることを再認識させられる。そういえば、昨年の8月の池袋オルグでのソロライブではNRQの面々を従えてs.l.a.c.k.の「Next」を披露していて、「東京ミュージックシーンのエポックメイキングな瞬間だ!」と興奮したわけですが、この日はEVIS BEATS feat.田我流「ゆれる」をカバー。甲府の田我流から東京のシティボーイへ、歌が繋がった。演奏のメロウさもピークに。なんとこの曲では吉田悠樹さんがギターを弾いておりました。


2番手はHara Kazutoshi とThe Gellersの混合バンドSay Good-Bye!「セイグバ」と略すのが正しいやり方のようです。ベーシストの職人のような安定感を始めとして、とても聞きやすい演奏だった。トクマルシューゴがソロの時より楽しそうでよかった。Hara Kazutoshi本人の雰囲気と楽曲のかっこつけていない感じがとてもよかった。3番手はcore of bells。余興なし、演奏に集中したバンドの底力を魅せつけられました。かっこよかった。何を歌っているかわからないし、ハードコアって音楽自体馴染がないのだけど、なんか一線を超えてグワっと踏み込んで来る瞬間がある。笑顔になってしまう。演奏に集中した、と書いたけども、休憩の度にビールを1缶飲み干し床に投げつけるという謎のパフォーマンスをやっていて、最後はフラフラになっていた。core of bellsは過酷に楽しそうだ。イッショウトモダチ、って感じだ。