青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2012/09/05~)

仕事が比較的忙しい週だった。オフィスで残業中に突然携帯から「とっても行きたいっ!ユナイテッドオブステイツアメリカっ!」と大音量で流れ出すとうう誤作動を起こしてしまった。恥ずかしかったけども、シャムキャッツのライブがとても観たくなりました。なんとなく涼しくなる気配が見えてきております。しかし、そんな中発売されたガリガリ君リッチコンポタージュ。

なんでも売れすぎて生産が追い付かず販売中止だとか。話題飛ばしのクソ商品だろうと冷たい目で眺めていたのですが、食べてみると不味くない。疑いようもなくコンポタージュ味のアイスでありながら、全く新しい何かが誕生している。黄粉味というのが近いか。塩が効いているのもうれしい。和スイーツ、塩スイーツのトレンドにのっかりながら圧倒的なオリジナリティーを提示している。凍ったコーンの粒をアイスの中に入れるというのも斬新過ぎ。無茶苦茶尖っている上に、その商業的成功。この赤城乳業のクリエイティビティに感服だ。



池袋の芸術劇場がリニューアルオープンという事で、『東京福袋』というイベントが開催された。田上パル、ロロ、範宙遊泳、モダンスイマーズの4劇団が30分未満の短編を披露する。お目当てはロロ。超短編集『ラストシーン』、あらゆる物語のハイライトシーンを1〜2分の短編にして、超ベタな選曲(「戦場のメリークリスマス」とか「クリスマス・イブ」とか「いとしのエリー」とか「サライ」とか)にのせて乱れ打ち。名作漫画の最終回だけを集めた編集本で『いきなり最終回』というのがありましたが、それに近い。しかも、主催の三浦直之が役者としても出演。とにかくお祭り感満載。序盤のおもしろさに口をアングリ。途中から失速。その後は、短編群を突き刺す1本の串の役割をはたした亀島一徳の独壇場だった。頼めど頼めど出てこない水出しアイスコーヒー、そして、表の狂騒と一切交わる事のできない無関係さ。その苛立ちがとてもセクシーでした。ロロの役者陣は本当に華がある。大きい舞台にも輝きが全然負けていなかった。



ペヤングのCMが今も立川志の輔であった。落語かお笑いを観に行きたい。疲れたり、心が弱ったりしている時にはお笑いを観るのが1番効くのだ。あとオススメなのが『キテレツ大百科』のアニメDVDだ。

キテレツ大百科 DVD 19

キテレツ大百科 DVD 19

1枚3時間を越えるヴォリューム。『キテレツ大百科』に関しては原作よりアニメのほうが断然面白いというのは、原作者の藤子先生も認める所。岡崎京子の『リバーズエッジ』でも、セックス後に「あ、もうキテレツの時間だ」とベッドから飛び跳ねる名シーンがあった。

リバーズ・エッジ』は(というか岡崎京子は)、こういうシーンとか「食堂のうどんがまずくいけど癖になる」とかそういう何気ない書き込みが秀逸だ。キテレツのアニメは楽曲がどれも素晴らしい。主題歌集は今でもよく再生してしまう。
キテレツ大百科 スーパーベスト

キテレツ大百科 スーパーベスト



いまおかしんじ『かえるのうた』と堀禎一『草叢 KUSAMURA』の2本をDVDで観た。

かえるのうた [DVD]

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草叢 KUSAMURA [DVD]

草叢 KUSAMURA [DVD]

どちらも吉岡睦雄が出ている。堀禎一の空間の切り取り方、構図が素晴らしい。外から聞こえてくる音がいい。チリ紙回収車のスピーカーから聞こえる吉岡の間の抜けた声だとか鼻歌だとか外で遊ぶ子供の声だとか。



土曜日、暇を持て余していたので、当てもなく自転車でプラプラ。野方の花道で味噌つけ麺を食べようと向かってみるも、行列だったので諦める。仕方がないので中野へ。前から気になっていたラーメン屋に入ってみる。和風のオールドスタイルのつけ麺で、麺の量がやたら多く、しかもブニュっとしていてちょっと苦手なタイプだった。少し落ち込んでブロードウェイへ。タコシェで『DIORAMA』の3号を購入。そのまま自転車で渋谷〜新宿と走り抜け、バルト9で『おおかみこどもの雨と雪』を観ようとしたら満席。公開から1ヶ月くらいたつのに、上演1時間前でも満席なのか!?しかたないので、新宿ピカデリーに移動するもどうもスケジュールが合う映画がない。なんとか『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の席が△になっていたので、買おうとすると「5,000円か30,000円の席のみになります」と言われ、頭が混乱する。調べてみるとピカデリーにはプラチナルーとというのがあるらしい。せめて食べ放題、飲み放題等のオプション付きかと思ったら、別料金でワイン100,000円、キャビア15,000円。踊る大捜査線を観るために、15万円を払うというシステムが堂々と一般人向けに公開されて存在する事に眩暈を覚えますね。新宿で映画を観る事を諦めて、ランブルの地下で買った『DIORAMA』を読んで過ごす。

掲載されているどの漫画も面白いのだけど、真造圭伍「昔アシスタントをしてた」とerror403「うまれてしぬ」と座二郎「funny game」が特に好き。座二郎の作品に初めて触れたが、絵も好きだった。ハンドルの握り方とか。手の置き場所がいちいちかっこいい。なんでも38歳のサラリーマンで、通勤の往復で漫画を書いているらしい。澤部渡(スカート)「漫画の話と、音楽の話がしたい。」とオノマトペ大臣「サラリーマン日記」の2本のコラムも素晴らしかった。澤部君がこの内容をファミレスで喋っている様をDVD化して欲しい。同世代バンドであるミツメとトリプルファイヤーを紹介していた。思わず、隣のユニオンに寄ってトリプルファイヤーのアルバムを1000円で買って帰りました。オノマトペ大臣の日記は突如内容がエモくなっていって(まさかの大阪転勤!!)、でもベタつく事なく、情景を描写していて、あだち充みたいだ(超褒め言葉)と思いました。帰宅して『めちゃイケ』を観て、地元の映画観のレイトショーで『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を観る。

初めて1人で映画館の闇に身を沈めたのが、1998年の『踊る大捜査線 THE MOVIE』だった。素直に青島というヒーローの魅力に淫する事ができた、美しい思い出。そのファイナルは観ておかねばなるまい。前作からグッとスケール感を抑えた事で、ファンの観たい映画に仕上がっていて、好感を持ってしまった。壮大なゴスペルに乗せて織田祐二が気持ちよく歌う「Love Somebody」もおもしろかった。全曲サンバディトゥナイトという狂気の沙汰としか思えぬアルバムの購入も考えなくてはいけない。「青島スタイルっすわ」と言ってスーツにモッズコート着て就活していた友人の事を少し思い出した。元気にやっているのかい?



日曜日は、高円寺円盤ですきすきスウィッチの再結成ライブを観る。その後、三鷹に飛びマームとジプシーの新作を観て、会場の近くでやっていたお祭りをチラっと覗いて、渋谷に飛ぶ。WWWで三田村管打団?、片想い、両想い管打団!のライブを観る。なかなかハードに充実したお休みでございました。とてもじゃないけど、感想を書き切れないやい。