青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近観たもの、聞いたもの

朝、めざましテレビを観ていたら、ビデオやカセットなど自宅で眠っている音や映像をDVDに移し変える、という特集がやっていた。すると、ある一家の他界してしまった父親が家族を撮りためていた8mmフィルムが登場して、最新の技術とやらで復活したその映像が流れたんだけど、それがすんごくよくて思わず朝から泣く。フィルム独特の温かみの中で、ボヤけているのだけど、生々しく当時の家族の姿が保存されていて。またほとんど登場しないのだけど、一瞬映るいつも撮影者であった父親の姿がまた涙腺を刺激してきた。生きてるじゃん、と。思いがけず、めざましテレビがマームとジプシーとかロロとかホセ・ルイス・ゲリンとかと繋がった瞬間でした。



そういえば、先週の木曜日、渋谷WWWで開催された田我流のライブ『B級Tourファイナル』を観てきたのだった。

B級映画のように2

B級映画のように2

アルバム『B級映画のよう2』をこっそり愛聴していたので、駆け付ける事に決める。あのアルバムは調子のいい時より悪い時に聞いたほうが効く。完全なるライブレポートスランプなので、何も書きようがないのですが、素晴らしかった!なんたって顔がいい。たまにビートたけしのような笑い方をするのがいい。ツービートのように社会の歪みを次々と暴く。街の怒りを詩で切り取る。でも時にロマンチストで、時に泣き虫で、本当に愛おしいやつなんです、田我流は。ヒップホップには栄光が似合う!チャンスをものにして栄光を掴み取った男に素直に「よかったなー」と胸を熱くする事のできるライブでした。曰く、J-RAP史上1の盛り上がりを見せた「やべ〜勢いですげー盛り上がる」で自身のクルーであるstillichimiyaのポテンシャルも見せつける。

最高だったな、ほんと。ECDは仕事で来られなかったけれけども鋭利だった「Straight outta 138」、1stからの重要曲「JUST」や永遠のクラシックであるブッダブランドの「人間発電所」のトラックにのっけての「BACK IN DA DAY」、ライブ、アルバム共にラストを飾った美しく優しい「夜に唄えば」あたりが白眉でしょうか。ヒップホップミュージシャンのワンマンライブって初めて行ったかもしれないな。いつも行くライブとの客層の違いに少しおどおどしながら(北野武HANABI』のサントラに癒されながら)後ろの方からひっそりと眺めました。



七尾旅人のニューアルバムは一応聞いてみたけれど、正直しっくりこなかった。

リトルメロディ

リトルメロディ

「距離感とかそんなささやかなものに支えられていない。重要なのは真空が見えるかどうか。そして無音に奉仕するに足る超濃度の音を瞬間的に生み出し配置出来るかどうか これが重要。」と本人がツイートされていて、それをこのアルバムから感じ取る事が私にはできなかった。これは僕の耳が未熟だからなのでしょう。普通にメロディーも歌詞もアレンジもダサいと思ってしまった。今が時期じゃないだけで突然ピンときちゃう日が来るのかも。でも、前のアルバムより好きです。1st『雨に撃たえば…!disc2』と2nd『ヘヴンリー・パンク・アダージョ』は今でも大好きです。
雨に撃たえば...!disc 2

雨に撃たえば...!disc 2

ヘヴンリィ・パンク:アダージョ

ヘヴンリィ・パンク:アダージョ

ちょっとしたヒーローだった。昆虫キッズの事を知ったのも七尾旅人がブログに貼っていたからだったな。このPVを観て、そのバンドの佇まいと音に惚れこんでしまったのだ。みーくんの買わずに昆虫のアルバム買いに行きましたわ。
七尾旅人「八月」とか「萌の歯」は本当に大切な曲として胸を痛めて聞いていた。


こないだ久しぶりに聞いてみたら、やっぱりとてもよくて、もうこんな風には七尾旅人も僕も歌えないのだなぁ、と少し悲しくもなったりしたのだけど、きっとそれは成長というやつなので肯定的に受け止めたい。そういえば、学生から社会人になりたての頃にあんなに好きだったandymori曽我部恵一BANDモーモールルギャバンは新譜聞いてすらいないな。いろんなことに夢中になったり飽きたり。



シアターライブにあてられ、シュガーベイブのアルバムをずっと聞いているわけですが、やっぱりいいですよねぇ。心はずっと不安なものだっていうのをそっと肯定してくれる力を持っていて。音質といい演奏といいロックンロールですよね。で、シアターライブで観た達郎先生のカッティングに、やっぱりスカート澤部渡を重ねてしまったのだけど、本人としては「スカートをシュガーベイブを持ち出して語る人はセンスがないな」と思っているらしい。シュガーベイブにアーバンなお洒落シティポップバンドというイメージしか持っていないのかなぁ。でも、まぁ、そっか、残念だ。山下達郎みたいにマスのポップフィールドで心の不安を肯定してくれるようなミュージシャンは誰になるんだろうか。ライブにて『RID ON TIME』ジャケットの達郎のコスプレを披露していた事もあるceroのフロントマン高城晶平かしらん。山下達郎の初期のアルバムをリマスターで集める事が協議の末、決定したのでとりあえず『SPACY』を購入してみた。

SPACY (スペイシー)

SPACY (スペイシー)

名盤過ぎて今更、我が何を言えるか。



SMAP×SMAP』にThe Beach Boysが出たのな。こういう時「SMAP邪魔だな」とか言う人は必ずいるもので、TLにももちろんいたので迷わずリムった。あっちゃんの卒業公演中継でも「前田はいいから、柏木映せ」とか言っている人もつまらないから迷わずリムったっす。あまりに面白くない。あっちゃんの卒業公演は最後のメッセージを聞くにつけ、3期から下のメンバーと前田敦子との距離感が急にグンと遠くて、逆にリアルでドキドキしましたね。まゆゆとか柏木さんですら「前田さん」呼ばわりな所とか。あ、The Beach BoysSMAPですねね。そんなもの邪魔に決まっているだろ!って話なわけで、そこからどう楽しむか、が人生ですよ、ほんと。SMAPって15年くらい前に『Pet Sounds』をパロったジャケットのミニアルバム出しているのよなぁ。

むちゃいいジャケ。無敵な男の子達って感じがします。SMAP大好きなのですけど、サカナクションが作ったシングル全然おもしろくなかったな。最近のSMAPのクリエイター陣の起用好きじゃないぁ。次は星野源とかですかね。頼むから、コモリタミノルとかCHOKKAKUからやり直して欲しい。