青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

2012年なつやすみ(終)

1週間ブログを更新しないというのは始めてから初めてに近い。仕事を4日間だけ休みをもらって旅行をしていた。夏休み。軽井沢に2泊、鎌倉に1泊しました。レンタカーを借りて出発するといきなりの大雨。自分ASKAの「はじまりはいつも雨」むっちゃ好きですわぁ。SAKEROCKがこの曲をインストでカバーしているのを知った時は星野源のセンスに嫉妬したっす。SAKEROCKスチャダラパーによる「サマージャム2008」がすごくいい。音源化を切望します。しかし、この頃の星野源はまだモテオーラが出ておらず、銀シャリのボケの方の鰻君に似ている。話がそれました。天候が乱れすぎてカーナビがコワレル。でも、カーナビなくてもなんとなく行けるものです。軽井沢ではひたすらダラダラしていた。DVDを6本も見てしまうくらい。ブログを書く勘を戻すために、とりあえず観たDVDの感想でも書きます。旅先では軽いものを観たくなる。例えばクリス・コロンバスの『ホーム・アローン

1より2のが好きな印象だったのだけど、1も充分に面白かった。監督のクリス・コロンバスというのは『グレムリン』『グーニーズ』の脚本、『ミセス・ダウト』『ハリー・ポッター』の初期3作の監督、とどれも素晴らしき家族向けムービーを何本も手がけている人物だったのだ。個人的にもどの作品も家族全員で観た温かい思い出に溢れています。ちなみに脚本のジョン・ヒューズも『ブレックファスト・クラブ』という傑作をものにしている監督だ。マコーレ・カルキン余命数ヶ月というニュースに胸を痛めつつ、当時8歳のカルキンの可愛さに目をこらした。




2本目は井上剛『その街のこども

その街のこども 劇場版 [DVD]

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やはりこれは傑作。以前の感想でも書いたが、ロッカーに1度閉まった荷物を取り出し、2人で交代に持ちながら、夜の街を練り歩く、というプロットだけで素晴らしい。荷物を持たせる側が自身の閉まってあった記憶を相手に共有してもらう、という構造になっている。佐藤江梨子も素晴らしいのだけど、森山未来のスーツの似合い方にもウットリしておきたい。




3本目は本広克行サマータイムマシン・ブルース

学生時代に観た時は無邪気に「なんておもしろいんだろう!」とウットリしたものだが、再見してみると本広克行の映画監督しての才能のなさにウンザリしてしまうわけだが、やはり脚本はなかなかにウェルメイドで、そこそこに楽しめてしまう。音楽がHALFBYというのと、あの写真部の眼鏡の女性が真木よう子だった、というのは新しい発見です。




4本目は山田洋二『男はつらいよ 知床慕情』

第38作 男はつらいよ 知床慕情 HDリマスター版 [DVD]

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これは寅さんの中でもかなり上位の作品なのではないかと推測する。三船敏郎淡路恵子竹下景子(超かわいい!)、イッセー尾形出川哲郎とスターが勢ぞろいしているのが単純に楽しい。三船敏郎Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%88%B9%E6%95%8F%E9%83%8E)のエピソード群がなかなか面白いので読んでおいて損はないです。




5本目はエドガー・ライトショーン・オブ・ザ・デッド

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

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これも再見だが面白い。エドガー・ライトが才能のある監督はあまり思わないのですが、とりあえずサイモン・ペッグニック・フロストの脚本と演技が堪能できるのであれば、何でもいい。それくらいにあの2人が好きだ。レコードを武器にゾンビと戦うとするも、NEW ORDERTHE STONE ROSESはもったいないから投げられない、ってシーンと、QUEENの「DON'T STOP NOW」の音楽と共にゾンビと戦うシーンだけ見ればいいや、と思っていたのに結局全部見てしまった。エンディングテーマがQUEENの「You're My Best Friend」というのが泣ける。

QUEENで1、2を争って好きな曲だ。この曲でのポール・ロジャーの歌いに歌うドラミングは最高だ。もう1曲は「'39」なので、やはり『オペラ座の夜』は名盤なのだ。
オペラ座の夜

オペラ座の夜

これがアルバムという形態を意識して聞いた最初の洋楽アルバムなのではないかという気がしてきた。




6本目は『働くおっさん劇場

働くおっさん劇場 [DVD]

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で、これはもうとにかく転げ回って笑った。特に野見さんのかくし芸。しかし、野見さんの書く文字は見るたびに戦慄が走る。あれはテレビに映していいやつなのだろうか。




旅先でトニー・スコットの死を悲しむ。なんだかこの写真の笑顔を見ていたら本当に涙が出てきた。

近作が『サブウェイ123激突』『アンストッパブル』という紛いもない傑作であるというのに。なぜなんだ。人生は不条理だ。

ハリウッド映画のフレームでもって神話のようなものを描いてしまう類い稀なる才能を持った監督であったと思う。今だにメディアでは『トップ・ガン』と『トゥルー・ロマンス』だけで語られてしまっているのが悔しいくらいだ。




そういえば、鎌倉ではつげ義春の『貧困旅行記』でも登場する対僊閣という古い旅館に1泊した。


すぐそこに長谷寺、そして向かいには鰻屋。「おぉ、つげが書いていた通りだ」と感動したりする。そして、旅館も古くて趣のある建物で興奮。



廊下には佐藤製薬のサトちゃんのクラシックタイプが!

朝食は部屋まで持ってきてくれるし、鰯の畳焼きというのが香ばしくて美味いのだ。

おばあさんが1人で切り盛りしている感じだったのだけど、快適なホスピタリティで、鎌倉をじっくり観光したい人などにはオススメの宿泊先なのではないでしょうか。




小町通りにある「コクリコのクレープ」というお店のクレープの生地が美味しくて感動しました。

シナモンシュガーがオススメです。ちゃんと鳩サブレも買って帰ったし、いい夏休みでした。





「なつやすみ(終)」ザ・なつやすみバンド+宮下広輔+謳音カルテット