青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

ザ・なつやすみバンドワンマンライブin下北沢440

ザ・なつやすみバンドのワンマンライブが7/30に下北沢440で行われた。素晴らしかった。あの4人は美しいな。関口政史率いる謳音カルテットによる弦楽四重奏との融合には、くるりが10年かけて到達したウィーン・アンバサーデ・オーケストラとの共演に劣らぬ音楽的豊かさを感じた。J-POPのバラードにおける感情を煽るだけのストリングアレンジとは異なり、ザ・なつやすみバンドの楽曲の息吹として鳴るストリングの音色に涙する。あれだけの管楽器のアレンジを加えながら、ポップスとして佇まいが一切ぶれない楽曲の強さを改めて実感した。音源を完全再現どころか、音源の数倍の素晴らしさを見せ付けてくれた「自転車」をあなたに聞かせたい。弦楽の加わった「パラード」を聞いた人全てが、先述したくるりに一切の引けをとらないザ・なつやすみバンドのポテンシャルを痛感しているに違いないのです。すぎやまこういちとバッハが飛び跳ねるビートでポップに飛翔する圧倒的にオリジナルな1曲だ。今回のザ・なつやすみバンドのライブの何より野心的な点はあのリズム隊の上に弦楽四重奏をのっける試みではないだろうか。あの粗っぽく、いやロックンロールに牽引するリズム隊の上に甘美なストリングスが重なり合う新しさ。あらゆるものへのカウンターである。ザ・なつやすみバンドが最高のポップスを奏でると共にやんちゃリズム隊を有すロックンロールバンドである事は冒頭の「サマーゾンビー」「傘はいつも」「天の川」「めくらまし!」のパワーポップチューンの4連打で証明されたのだ。いや、ほんと素晴らしい熱量だった。「むぎふみ」「収穫の踊り」「波」という古いナンバーの醸し出す情感に涙する。いや、もちろん自分の過ごした数年間とかを思い出せてしまうからというのもあるのですが。でも、それがポップミュージックの1つの可能性だと思う。セットリストがザ・なつやすみバンドのブログに載っていたので引用させて頂きます。with獅子舞!!

1 サマーゾンビー
2 傘はいつも
3 天の川 w/こまどり社(獅子舞)
4 めくらまし!
5 若い月たちの歌〜またあしたjourney w/関口将史(チェロ)
6 むぎふみ w/関口将史
7 せかいの車窓から w/宮下広輔(ペダルスティール)
8 君に添えて w/宮下広輔
9 収穫の踊り w/宮下広輔
10 自転車 w/謳音カルテット
11 パラード w/謳音カルテット
12 お誕生日会 w/謳音カルテット
13 ホーム w/謳音カルテット
14 悲しみは僕をこえて
15 波 w/宮下広輔
EN1 がらん
EN2 なつやすみ(終) w/ALL!!!

いやーちょっと本当に素晴らしいライブでうれしくなってしまい、思わず、物販のTシャツを購入してしまった。Tシャツなんて普段着ないのにね!ザ・なつやすみバンド。ワンマンライブ大成功おめでとうございます。この日のライブはvideotapemusic氏が全て撮影していたので、ライブDVDの発売とかあったらうれしいなぁ。東京のファンのみならず、全国のザ・なつやすみバンドファンに観ていただきたい内容だったのですからー