青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと

最近のこと。先週は月から水までMC.sirafuナイトでありました。月の片想いワンマンライブin阿佐ヶ谷ROJIはチケットが買えず断念。仕方ないので豊島園でウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』を観る。豊島園で、ですよ!ウディ・アレンの新作なんて最近じゃこっちでやらなかったり、やっても恵比寿ガーデンシネマの単館だったり。そのガーデンシネマも閉館してしまって、どうなっちゃうのか、と思ったら、練馬区で上映するとはね!ですよ。さすがキャリアナンバー1ヒット作。火・水はshirafuナイトに参加。火曜日のキチムでのライブはテニスコーツとのツーマンというのもあってか、会場には佐々木敦磯部涼九龍ジョーといった一線級ライターも数多くいらっしゃっていました。更には店主のクラムボン原田郁子!彼女の前でうつくしきひかりが演奏するだなんて。個人的には似ていると思いませんが、今後ザ・なつやすみバンドは「クラムボンっぽい」という鎖をいい意味でも悪い意味でも巻かれるに違いないのですが、その件を中川さんに訪ねると、「女性ボーカル鍵盤バンドの宿命だから仕方ない」と心強いアンサーが。いよいよザ・なつやすみバンドのアルバム発売間近です。ワクワク。



木・金に何をしていたか記憶がない。『オールザッツ漫才総集編』のDVDを観た。

過去のオールザッツを観ていく中で圧倒的に光っていたコンビが、フットボールアワーの後藤が組んでいたエレキグラムと岩尾が組んでいたドレス。あのフットの名作「SMタクシー」の原型が既にドレスの漫才に存在した事、そして何よりの驚きはエレキグラムでの後藤は、ボケの発想から声の出し方から間まで全てがフットでの岩尾そのものなのだ。関東ではそこまで馴染のないケンコバのネタ前の下衆なマクラ、シャンプーハットの漫才がおもしろかったのも収穫である。そういえば、湯浅政明『マインドゲーム』とジャック・ベッケル『穴』もDVDで観た。久しぶりに再見した『マインドゲーム』は想像していた以上にサイケデリックでビックリした。ラストを運動しながら(エアロバイクです)観ていたらちょっとトビそうになった。『穴』はこれぞ演出力だ、という面白さだった。



土曜日は千葉ロッテVS中日ドラゴンズ交流戦を観にマリーンスタジアムまで赴く。行くのは2度目だったのだけど、とにかく球場のエンターテイメント性の高さにうなる。そして、観客の応援のクオリティーも高い。神宮球場も見習わねばならぬ。出店も多くてテンション上がります。セ・パの1位同士の闘いとは思えないロッテの圧勝っぷり。9対0である。面白いように打線は繋がり、井口と里崎のHR。成瀬は完封。羨ましい。球場で横に座ったおっちゃんが色々教えてくれた。でもロッテの選手についての情報というよりは、ビール売り子のお姉ちゃんの推しメンなどについてがメインで、「キリンだったらあの娘、アサヒならあの娘」と特徴と名前を書いたメモまで見せてくれた。とは言え、彼の推しはどの娘もケバくて好みが合わなく、私はエビスビールの娘達がみな一様にかわいいと思ったのでした。おっちゃんは双眼鏡から応援旗から選手名鑑からチーカマからかっぱえびせん、果てにはこっそり持ち込んだ日本酒までくれようとする気前のよさ。妙に豪快で人なっつこいので、人を透明にするのを手伝わされそうで怖かったので、携帯アドレスの交換はやめておきました。

一方我がヤクルトスワローズも泥沼の10連敗を抜けて連勝を重ね始めているので一安心です。畠山の復活がでかい。あれぞ4番。かたやHRダービートップながら不調で2軍落ちしたバレンティン。試合中にTwitterに投稿した事も大きな要因らしいが、その内容が0対10で負けている試合で「I Will Never Give Up」ってなわけだから、憎めないかわいい奴です。



Tenagal6を愛聴している。すっかり書き忘れていたけど、渋谷タワレコのインストアライブも観てきたのでした。楽しいライブ。小規模なライブでしたが、「プチャヘンザ!」の盛り上がりには目を見張るものがありました。最近、愛聴しているのがテニスコーツ『ぼくたちみんなだね』とCompostela『1の知らせ』と清水靖晃&サキソフォネッツ『ペンタトニカ』で、徹底的にチルできるようでいて、結構アクも強くてハッと目覚めたりする。

ぼくたちみんなだね we are everyone

ぼくたちみんなだね we are everyone

1の知らせ

1の知らせ

PENTATONICA

PENTATONICA

そういえば、シャムキャッツがクラブスヌーザーに出演したらしい。田中宗一郎アジカン後藤正文Twitterシャムキャッツを褒め合っていた。すごいぜ!でも、「ダーティ・プロジェクターズ・ミーツ・ペイヴメント!」とか言ってないで、とっととアジカンの前座にでも抜擢してヒット街道を進ませあげて欲しい。シャムキャッツは大きい箱が似合いそうだ。
Gozalesが今夏に世紀の名盤『solo piano』
Solo Piano

Solo Piano

の2を出すそうな。これはめちゃくちゃうれしい。あの人がそんなもん出すとは思わなかった。今年度の洋盤No.1の座に居座ってくれる事を期待。来日も果たして欲しい。まだ『solo piano』を聞いてない方はまずチェック。




立川志らく『雨ン中の、らくだ』を文庫で読んでいる。

雨ン中の、らくだ (新潮文庫)

雨ン中の、らくだ (新潮文庫)

面白い。とは言え、文章、随筆としての完成度は立川談春の『赤めだか』に軍配が上がると思う。相手の思惑通りとわかっていても、志らく師匠の物言いがどうしても鼻についてしまうのですね、私は。Twitterとかでも。まぁ、これは仕方ない。エッセイでありながら、談志落語の批評になっている所がこの本の面白さで、わかりやすい言葉で、往年の談志の「イリュージョン」というのを噛み砕いてくれていて助かる。私が解釈するに談志の「イリュージョン落語」は、最近の宮崎駿、それに大林宣彦なんかにも通ずる傾向だと思う。一本の物語を描く事に興味を失い、鮮烈なイメージの放射の連なりで何かを描く、と言いますか。若くして、ここに挑んでいるのが演劇界でいうとサンプルの松井周やロロの三浦直之でないか、と思っています。