青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと、『くほんぶつナイトvo.2』

土曜日。下北沢のザ・スズナリで前田司郎作・演出のアルカンパニー『家の内臓』を観る。

傑作。至福の75分。ユルユルの会話劇のようでいて、実のところ一瞬も緩まず持続していく凄い作品。散々会話劇を堪能させた後、ラスト重なり合いを視覚的に見せるラストも秀逸で、よくできた戯曲であります。前田司郎はこういうウェルメイドな本も書くのか、と震える。観劇後、rojiで行われているあだち麗三郎クァルテットと野田薫のライブに行こうかと思ったのだけど、時間が合わなそうなので諦める。「ベルリンブルー」聞きたかった。

TUTAYAでDVDを借りて帰る。
帰り道、Paradiseのアルバムを聞いて、最近何か観てないなーと思うのはParadiseのライブだったと気づく。作為的な不穏さを出しているつまらんバンドを全部すっ飛ばして欲しい。Paradiseのライブって談志の言うところの「業の肯定」みたいなもんだ。





家で舛成孝二宇宙ショーへようこそ』を観た。

宇宙ショーへようこそ 【通常版】 [DVD]

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なかなかの佳作。どう考えても2、30分は長い気がする。この監督がいつか子供も大人も夢中になれるジュブナイルを夏のロードショーにのっけてくれるような気がする。声優陣が藤原啓治(野原ひろし、ヒューズ、花本修司etc)とか中尾隆聖バイキンマンフリーザ、ポロリetc)とか有名な人ばかりでした。一つ目のエイリアンというと確かに中尾隆聖しかいない、となりますが、『モンスターズインク』のマイクの吹き替えに爆笑問題田中裕二を抜擢したのって英断ですよねぇ。かの夢と魔法の国ディズニーランドでウーチャカの声を堪能できるのですから。そして、芝山努ドラえもんのび太の海底鬼岩城』
映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城 [DVD]

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を見直したのですが、おもしろくて参る。F先生のバックグラウンドに深みがあるから脚本のプロットがとにかくいちいちおもしろい。原発事故と核ミサイルを題材に取り上げてエンターテイメントに仕上げている事にも感服。傑作過ぎます。


日曜日に観たガキの使いの「レギュラー陣総入れ替えオーディション企画、ええ子率コンテスト」が素晴らしい面白さで腹を抱えて笑う。問題に対していい子っぽい解答や振る舞いをする新しい大喜利なのだけど、出演者みなポテンシャルの高さを見せつけてくれた。特にほっしゃんの凄さを再認識。海援隊贈る言葉」を歌わなければいけないのだけど、涙ぐむ仕草を見せ、「どうしました?」と聞かれる。そこで「すいません、思い出してしまいまして・・・」と来て、普通に「中学生活を」とか「卒業式の事を」とか答えるのかと思いきや「暮れなずむ、街の感じとか」と歌詞をなぞってきた。これにはちょっとやられてひっくりかえるほど笑った。後、「小林幸子さんに何て声をかえてあげる?」という問題に、田中の「ぼくがついています」という回答の次に「ぼくのせいでもあります」と答えるほっしゃん。これは凄い。こう言葉で書くと何がおもしろいのか自分でもさっぱりですが、とにかく超おもしろかった。




月曜日は池袋東武屋上で私立恵比寿中学のフリーライブ。たくさんの人で溢れる屋上に、売店のおじさんも「誰が来るの?ここにこんなに人がいた事ないよ」と。続けて「ももいろクローバーが来た時もこんなにはならなかったね」と言うので、今日来るのがももいろクローバーの妹分だ、と伝えると大層テンションが上がって「同じ事務所?同じ事務所なの?」聞いてくる。そこそんなに気になるか?と思いながらも、そうですよ、と伝えると更にテンション上がって他の店員にも「ももいろクローバーと同じ事務所だってよ!だってばよ!」と伝えて回ってました。事務所が気になるとか、こいつら実はドルヲタなのか!?まぁ、とりあえずかつてのももクロより勢いがあるという事が知れるいいエピソードになりました。



そして、同じく池袋オルグにて開催の『くほんぶつナイトvo.2』参加。内田るんさん(蛇足までに、インディー界の名曲「ピートタウンゼント」の作者)企画。素晴らしいイベントでした。なんたって面子がいい。JOSE AND MINNY(fromファンタスタス)のミニースターダストのドラミングに打ちのめされ、遠藤里美(from片想い)とはるか(from MAHOΩ、goro golo)のサックスと鍵盤は最高にご機嫌。ランタンパレードでの演奏も素晴らしかった光永渉さんにNRQの吉田さんと服部さんを迎えたバンド編成の藤井洋平a.k.aまめッこもクールだったし、くほんぶつも言葉の乗せ方が独特でおもしろい。何と言っても1番衝撃だったのが3人編成となったHappleだ。

いなかやろうからHappleまで一貫していい曲しか書いていないのにどうにも跳ねなかったバンドがついに突き抜けたような印象を受けた。新機軸のクッキーについてのラップとか意味わからないのですが、愛すべき迷走だ。ベースが脱退したので鍵盤がシンセベースも兼ねて忙しそう。しかし、押田さんの歌うドラミングがあればそれはもうHappleなのだ。ライブは会場のリアクションも凄いよくて、日本のトッド・ラングレン!と言われているとかいないとか土岐佳裕の才能がいよいよ本格的に世に放たれるぞ、きっと。この人はライブではいつもおちゃらけているのだけど、どうにも哀しみが通底しているのが見え隠れしていて、道化師のようで好き。3曲入りの新音源が出たという事で次はHappleの音源などを貼って紹介したいなぁ。武蔵小山のジャークチキン屋さんアマラブのフードも最高。とにかく噛んでいるとモリモリ力が沸いてくるようなチキンでした。面子から食までぬかりなし。内田るんすげぇぜ。この日は、新宿JAMではザ・なつやすみバンドがライブしていたり、秋葉原グッドマンではスカートと来来来チームがアイドルであるライムベリーと対バンしていたり、と企画よりどりな日でしたが、くほんぶつナイトで悔いなし!この日のスカートのライブ映像はYouTubeに上がってましたよ!




駆け抜けた!とりあえず、先週からこの3連休まで駆け抜けました!わー。