青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2011/10/23~)

秋になったので読書を再開したい。手始めに夏目漱石草枕』を鞄に携帯してみたけれど1ページ目までしか読んでない。『ブラック・ジャック創作秘話』1巻を読んだ。

この時代のマンガ家と編集者の話ってずっと読んでいられる。A先生の『まんが道』の青年編もなんとかドラえもん連載開始までは漕ぎつけてもらえぬものか。しかし、今作の手塚先生は『まんが道』に登場するあの素敵な手塚先生とは全くの別人である。何でも手塚先生は1人で書く時、ベレー帽はおろか眼鏡だってはずしていたそうな。

↑『まんが道』より

↑『ブラック・ジャック創作秘話』より
手塚治虫を神様から人間に引きずり下ろす行為のように見えて、むしろその天才っぷりの凄味が増す、というようなエピソードの数々でした。食欲の秋。「モスバーガー」の焼きトマト&チーズデミがおいしかった。最近は夜モスセットみたいな感じでハンバーガーとドリンクとモスチキンのセットがあるようだ。デニーズの夜デニセットなんてのも昔はあったな。あれは学生時代にはありがたい代物だった。ファミレスと言えば、もっぱらロイヤルホストである。私ほどロイヤルホストの100gきのこサラダ(ドレッシングは研究の結果コーンドレッシングが最強と判明いたしました)をこよなく愛している者はそうおるまい。ジャガイモが温かくて美味いのが泣かす。これにパンケーキ。あれは美味しい。500円の奇跡だ。スポーツの秋。ヤクルトのゴリさんこと石井弘寿が引退である。五十嵐と共にリリーフコンビ、ロケットボーイズとして活躍。

最後に投じた3球。往年の急速と比べると20キロ近くは落ちていたそうだが、フォームや球質はヤクルト黄金時代を支えた左のリリーフエースのそれだった。御苦労さまでした。




いまおかしんじ監督『UNDERWATER LOVE-おんなの河童-』を見た。

ピンク映画ながら撮影がクリストファー・ドイルエドワード・ヤンヴィム・ヴェンダースウォン・カーウァイジム・ジャームッシュらの作品でカメラを担当している世界的巨匠)だ。内容はいつものいまおか作品という感じで、ドイルは手持ちでラフに動いて楽しんで撮っている。正木佐和のプリミティブなダンスがよかった。音楽はステレオ・トータルである。しかし、私はポレポレ東中野で何度、吉岡睦雄の濡れ場を観る事になるのだろうか。だからこそか、前田功二『婚前特急』において、吉岡睦雄が濡れ場もなくダメ男でもなく好青年として吉高由里子と同じスクリーンに収まっている雄姿に涙を禁じえなかったものです。



For Emma, Forever Ago

For Emma, Forever Ago

最近の愛聴盤。Dolly Mixtureは初めて存在すら知ったんですが、なんで今までこんな素敵なバンドを知らなかったのか悔やまれる。このBOXが出るまで音源が手に入りにくいという状況もあったのかもしれないが、もったいなかった。

ワンピースにドクターマーチンという出で立ちでキッラキラのポップチューンを放つ彼女達に25年のブランクを経て夢中だ。moudouken(高橋翔from昆虫キッズ)のライブを観た。The Novembers、昆虫キッズ、ceroのカバーなどを含めたセットリスト。満たされてない人の音楽だなぁ、と思った。そして、そういう音楽が好きだな、と思った。。間もなく発売されるAtlas Soundのアルバムが楽しみで仕方がない。
Parallax

Parallax

もし来日するならぜひ対バンは昆虫キッズでお願いしたい。今度出る昆虫キッズの音源は「今までで1番いい」らしく、「テイチクがほっとかない」くらいよいらしい。笑った。昆虫キッズとテイチク似合う。



週末はうつくしきひかりの老人ホームでのライブを観た。うつくしきひかりの音楽は人のプリミティブな部分を刺激するようだ。老人ホームですのでお客さんは中には103歳の高齢者の方までいらした。かなり痴呆が進まれていたり、体調がよろしくない方もいるわけですが、音楽を聞くと、リズムを取ったり、ピアノを弾くモーションを発したり、そして、何より歌うのだ。うつくしきひかりが奏でる「大きな古時計」「ふるさと」「カチューシャの唄」に合わせて。こ音楽と共に100年近い人生が立ち上がっていくようで、グッときてしまった。老人ホームにおいても、MC.sirafuのマイクパフォーマンスが素晴らしくて、本当にあの人は場を作れる方だ。その後、柏に土井玄臣のライブを観に行った。柏は遠かったけど、普段関西で活動している土井さんが関東に来るというなら駆けつけねばならない。空気が振動するような歌を歌う。歌わざるを得ない、歌わないとどうにもならない、そういった業や覚悟がパフォーマンスに見え隠れしている。そして、もっと単純な事を言えば言葉のメロディーへの乗せ方、歌声の色気、そういったものが卓越している。『それでも春を待っている』というタイトルがつけられたニューアルバム。こうなってくると、もうタイトルだけでグッとくるものがある。