青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近見たもの、聞いたもの

最近のこと。
仕事が忙しい上に映画に演劇にと足繁く通っている。倒れそう。火曜日に吉祥寺バウスシアタージャン=リュック・ゴダール「アワーミュージック」

を爆音上映で観賞したのだけど、まだそこで得た陶酔感から抜け出せないでいる。もともと音響設計が優れた映画な上に爆音上映なもんだから頭おかしくなりました。悲しみの地サラエヴォを走る路面電車が画面を通り過ぎる度にあらゆる対立の「すれ違い」や「許し」が沸き立ってくるようだった。美しい音楽と川の音が混ざり合う中、女性が横移動で歩き、画面上にあらゆるものが光とともに並列で収まっていく。あれはまさに天国だった。爆音上映における川の音は凄まじく、あの劇場には確かに1本の川が流れていた。
劇中でのゴダールの言葉。

映画の原理とは、光に向かい、その光で私たちの闇を照らすこと
私たちの音楽


翌日、ポレポレ東中野で見た
福間健二「わたしたちの夏」

が、「アワーミュージック」を日本でやってやろう、という気概に溢れた作品だったので驚く。生と死の境界を描いたシークエンスがことさら素晴らしかった。境界の入り口に立つ女性の醸し出す雰囲気の恐ろしさ!本当ゾクリとした。やはり、その境界では死者も生者も横並びに収まっていた。

まだまだこの映画を掴まえられていないので、もう1回見たい。



最近はひたすらParadaiseと関口はじめのソロを聞いている。昆虫キッズの高橋翔がプロデュースした「大金星」という音源がよい。ジャケットもよいです。「Summer Time Over」という曲がとても好きだ。



ユーミンも愛聴しているという海外インディー界のスター2組が一緒に作ったという音源。そんな夢みたいな組み合わせが簡単に実現して、しかもいいだなんて信じられないぜ。日本じゃ、今だにとんねるずダウンタウンの組み合わせだって拝めないって言うのにね。
James Blake & Bon Iver「Fall Creek Boys Choir」




久しぶりに聞いた松浦亜弥の1stアルバム「ファーストKISS」

ファーストKISS

ファーストKISS

がやはり超名盤であきれる。この頃のつんく♂とは一体何者だったんだろう。
松浦亜弥「トロピカ〜ル恋して〜る」

フックしかないもんな。サビの

食事とかマナーをちゃんと教えててくれた パパママ感謝!

パンチラインの美しさに涙。しかし、改めて松浦亜弥ってのはソロとして成立するアイドル界の最後のスターだったんだな。今、無理だよなぁ、ソロアイドル。PVのもうなんか画が耐つからとにかく色々やらせとけって感じの構成力のなさもいい!
アルバム収録の「オシャレ!」という曲もとても好き。

ゼロ年代育ちの少女の空気感が確かにパッケージされている、ような気がする。