青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2011/08/11~)


最近TLがラーメン二郎で活気づいていて、欲望がピークに達している。思い返せば、私の二郎デビュー戦は2年ほど前に桜台店であった。そこまでお腹が空いていないのに興味本位で列に並んだ私が悪かったのです。注文を聞かれている前にいた屈強な男性陣が何故こぞって「小」を選択しているかをその時理解するべきだったのでしょう。

一応前にならって「小」を選択したものの、小腹が空いている程度の状態ではとてもじゃないが味を楽しめる量ではなく(「小」でも200〜300グラムと、通常のラーメンの2倍くらいあるそう)、なんとか完食は果たしたものの、ラーメン二郎は私にとって油責めの苦行のトラウマとして刻まれてしまったのです。しかし、最近のTLの皆様の優雅な油とのお戯れを読んでいると、もういてもたってもいられない、再デビュー戦に挑みたい、という気持ちがムクムクと大きくなり、とうとう抑えきれなくなって参りました。本日、お腹をすかせにすかせ、駒場東大で観劇後、新代田に飛び降りたわけです。抑えられぬワクワクと飢餓感から、若干ダッシュ気味で黄色い看板を探すもどうにも見当たらない。駅前の通りを2往復したあたりで暗闇の中、控えめに黄を発色している定休日の二郎を発見。哀しすぎる。しかし、TLでの二郎の師匠であるcero橋本さんによれば、「新代田店はいまいち。休みでよかった。」との事。二郎への道は険しい。とりあえず、荻窪店で再デビューしたい。


阿佐ヶ谷ロフトでのオードリー春日トークライブに申し込むのすら忘れていた。痛恨のミスである。吉田秋生海街Diary』4巻を読む。

海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)

海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)

円熟の1冊。地形的な上下の構造が有機的だ。常に風を感じる事ができるのも素晴らしい。吉田秋生は『YASHA-夜叉-』『イヴの眠り』と永遠に『BANANA FISH』の呪縛に囚われ続けるのかと思いましたが、解放されたようだ。私は『夢見る頃をすぎても』『河よりも長くゆるやかに』が好き。
夢みる頃をすぎても (小学館文庫)

夢みる頃をすぎても (小学館文庫)

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)



逗子海岸の海の家で二階堂和美投げ銭ライブを観た。葉山あたりのセレブ感を堪能しながら、海の家に辿り着くと大入りのお客さん。日は落ちて、オレンジの明かりが水面に映り込み、響き渡る波の音、素晴らしいシチュエーションである。日曜日は下北沢モナレコードでうつくしきひかりのライブを観た。2人編成のライブを観るのは、うつくしきひかりというユニット名が付く前の、中川理沙+MC.sifrafuでのライブ以来である。呼吸とか間とか響きとか、音楽の本質的な美しさを鳴らしながら、とっても敷居が広い所が凄い。いやぁな言い方をすれば、ボーダーを着て、ビルケン履いて、玄米喰いながら、ハナレグミを聞く、みたいな音楽の消費の仕方をする人にも届く感じ。でもそういった選民意識をくすぐる感じもありつつ、本当に音楽なしではいられない!というミュージックラヴァーにとっても大切に聞かれる、そんなサウンドだと思います。

続いて、同じく下北沢のシェルターでParadiseのライブ。音は違えど、Paradiseも美しき光を魅せてくれるバンドだと思う。光が放たれるかどうかは、ボーカル呼詩のテンションによる所が大きい気がするんだけど、この日のライブはいまいち集中力のない感じがした。関口萌のドラムプレイがとても好き、そして、あの冷牟田王子がドラムキットに上りジャンプして下に転がる。アクティブだ。アンコールは「後世の遺伝子までに影響を及ぼす原爆のような曲」という前振りで、The Who「My Generation」だった。呼詩さんは原爆を作りたいらしい。


週末を振り返る。金曜日に神宮球場へヤクルト対タイガース戦を観戦しに行く。外野自由席がいっぱいで、立見だった。やはり首位となるとにぎあうのですね。畠山のユニフォームを着ている人がとても増えた。もう堂々たる4番打者だ。しかし、この日は阪神に惨敗。得点はバレンティンの20号ホームランのみ。土曜日は久しぶりにロマンスカーに乗った。20年ぶりくらいだろうか。その昔に乗った時の事を思い返すと、先頭車両の進行方向一面ガラス窓、そしてグラスでオレンジジュースを飲む僕、という優雅な映像が浮かんでくる。しかし、これは本当に現実にあった映像なのだろうか。先頭車両の前が全面窓になっているなんて冷静に考えるとありえない。運転席どこなんだよ、って話なわけだし。気になったので、調べてみたら、あった。展望席というのがあるそうだ。これは素敵じゃないか。


シーズンの江の島に行くのは初めてかもしれない。海は泳ぎに行く所、という認識が欠けた青春時代を過ごしていた。片瀬江の島の駅を降りると当然のように水着で歩いている人たちに囲まれる。これはなかなかのカルチャーショックである。こっちは普通に服を着ているのに、向こうはおっぱいや胸筋を揺らして歩いているのだ。正しいのはどっちだ。おそらくあっちだ。あの場においてはやはり私も何かを揺らして歩くべきだったのだ。照りつける太陽の中、長い橋と階段を進み、途中で『孤独のグルメ』でお馴染の女夫饅頭をはふはふと頂く。江の島エスカー(展望台に行くための有料エスカレーター、行きしかなくて帰りはない)に脇にある広告灯が醸し出すアジアっぽさが好きだ。なんだか昭和っぽい。

海街Diary』4巻にも登場する江の島の反対側を眺めることができて満足。そういえば、江の島駅周辺での複製原画展も開催されていた。

江の島の展望台下にあるゲームコーナーのレトロ感は素晴らしい。2馬しかいない超小型メリーゴーランドもあるのだ。生しらす丼はよくわからない味だけど食べたくなる。



日曜日。下北沢〜代田周辺の閑静な住宅街にある「邪宗門」という喫茶店に行ってきた。

ランプ、銃、時計、音楽は美空ひばり、とノスタルジックな純喫茶だ。かって森鴎外の娘の森茉莉などもこの店でよく執筆をしていたのだそうだ。話好きのマスターが入るやいなずっと教えてくれます。他にも「あそこらへんにはよしもとばななが〜、和田誠が〜、中島みゆきが〜」と周辺の有名人住宅情報をニコニコと色々教えてくれる。よしもとばななに絶賛されたというあんみつ珈琲を頂く。

黒蜜と珈琲が混ざったものをかけるのだ。苦味と甘味が濃厚に混ざりあっていてなかなか美味しかった。なんでも初代引田天功の弟子というマスター。奥で色々手品の準備を始めていたのだけど、時間がないので退散。下北沢からは小田急線で帰った。3000形3093Fという車両に乗るためである。そう、ご存じ「藤子F不二雄トレイン」である。

3093Fというのは、F先生による9月3日が誕生日の「ドラえもん」30周年、から付けられているのだろう。想像以上の楽しさである。側面に散りばめられたキャラクター達。そのあまりに完璧な愛くるしい造詣は現代アートと呼んでいい。


ミニマリズムと超絶なキューティを堪能して欲しい。片面のドアしか見れていないのだが、確認できたのは作品は『ドラえもん』からドラえもんのび太、しずか、ドラミちゃん(何とジャイアンスネ夫がいない!)、『オバケのQ太郎』からQ太郎とO次郎、『パーマン』からパーマン1号、2号、3号(パーヤンがいない!)、『エスパー魔美』から魔美とコンポコ、『キテレツ大百科』からコロ助とキテレツ(何と勉三さんがいない!)、『チンプイ』からチンプイとエリカ様・・・ドアが「どこでもドア」になっていて、更にドアによって書かれている秘密道具のパターンが違ったりする。「ムードもりあげ楽団」と「スモールライト」が確認できた。

中もFキャラがたくさん。「ひらくドアに気をつけてね」気をつけたくなる!

つり革には作品のアイコンが散らばめられてる。

いやーもうホームをダッシュしてキャーキャー言いながら写真撮ってしまった。来月の「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」のオープン(当然9月3日)が待ち遠しい!