青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

Alfred Beach Sandal『one day calypso』

Alfred Beach Sandalによる初の全国流通盤『one day calypso』

One Day Calypso

One Day Calypso

はなんだか輪郭が曖昧な音楽である。スティールパン(MC.sirafu!)などの異国情緒溢れる音色と複雑なリズムにメロディ、そしてラップか鼻歌かといった調子で駆け抜けていく歌声でもって、彼はアメリカ、メキシコ、カリブ、中国などあらゆる土地でのおかしな話を紡いでいる。Alfred Beach Sandalの歌は距離を広げていく。しかし、彼が本当にカリブやらメキシコやらに旅をして人との触れ合いによって歌を紡ぎ出すような吟遊詩人なのだろうか。違う、と思っている。そんなもんはナオト・インティライミにまかせておけばいい。きっとはAlfred Beach Sandalは部屋とか街でダラダラプラプラしているのだ。でもでも、知っていると思うけど、僕たちは簡単に「ここではないどこか」に行く事ができるのです。細野晴臣ceroが歌っていたろう。エキゾチカ、シャンバラ、はらいそ、チャンキーなんでもいいけど。やけのはらも言ってたよ、

俺たちは一つに なんてなれないから 同じ夢を見る バラバラのまま

あえて距離感を歌う事で浮かび上がる、僕らの桃源郷。今年の夏はみんなでここで遊ぼうぜ。