青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

下北沢インディーファンクラブ2011

下北沢インディーファンクラブに今年も参加。下北沢ライブハウス15箇所で開催される同時多発フェスです。去年はガツガツと色んな会場を歩き回っていましたが、今年は比較的落ち着いて回れた。


まず、シェルターでシャムキャッツを観る。会場ギュウギュウで女子多し。これはまもなく黄色い歓声が飛び交うようになることでしょう。夏目君の「誕生日に妹に買ってもらった腕時計〜」というMCがよかった。ゴリっとしたロックンロールバンドなシャムキャッツ。全曲よかったけど、改めて「渚」と「アメリカ」みたいなキラーチューンを持っているのは強いな、と思いました。「サマーハイ」は唾の匂いが立ち込めるような瞬間があって、とても好きです。年内にミニアルバムを出す予定、との事です。


続いてガーデンでcero(サポートドラムはあだち麗三郎だ)を観る。こちらも会場がパンパンになるほどの人気。イントロだけ大歓声の巻き起こる「21世紀の日照りの都に雨が降る」はもう立派なキラーチューンだ。ceroは「クラウド・ナイン」をやり終えるくらい(だいだい3、4曲目)から調子を上げてくる説がある。「exotic penguin night」のニューアレンジが、とてもかっこいい。『eclectic』の小沢健二のような真夜中アーバンサウンドだった。新曲「さん!」はMC.sirafuが加わる事でポップ度が急上昇。ラストの「武蔵野クルーズエキゾチカ」はいつ聞いたって最高だ。高城さんのダイブ失敗を含め多幸感をふりまきながらライブは終了。二階堂和美もゲラーズも入場規制という事でしばし途方に暮れる。


4時台。キセル奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、videotapemusicなどの激戦区の中、スカートをチョイス。いやぁ、かっこよかった。あんなグッドソングをあの演奏陣(POP鈴木さん最高)で連発されたら、もうノックアウトだ。11曲を30分くらいで駆け抜けたそうな。新曲「セブンスター」めちゃくちゃかっこいい。



そして、ザ・なつやすみバンドin デイジーバー。星野源と王舟と時間帯がかぶる中、まだ流通音源を出していないバンドに人が集まるのだろか、とオロオロするも、気付けば満員で入場規制。凄いぜ!で、素晴らしい楽曲群なもんだからまたしても泣きましたね。なつやすみのライブはどうにも泣いてしまうなぁ。やはり新曲がどうにもこうにもいい。1番新しい曲たまらなく好き。ラストの「お誕生日会」もどんどんよくなっていってる。



またしても空き時間ができたので、レコード屋さんJET SETに遊びに行く。田中亮太さんにご挨拶できました。ハマケンがDJしていた。ラストはもちろん昆虫キッズです。悩んだ時は澤部君を選択するという手法でインディーファンクラブのバンド選択の迷いは消し去りました。入場曲がGEISHA GIRL「少年」からH Jungle With TGOING GOING HOME」に変わっていて興奮した。「アンネ」を久しぶりに聞けた。アンコールでは「ピートタウンゼント」だ。澤部くんのサックスソロがとてもおもしろかった。タモリが先輩に言われた

マイルス・デイヴィスのラッパは泣いているが、お前のラッパは笑っている

を思い出す、幸せ空間でした。