青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

ceroライブ『湿地帯の発表会』 in 渋谷wasted time


渋谷wasted timeでのceroのドラム柳さんの脱退ライブを見てきた。もうね、泣けてしかたなかったです。いや、別に自分はこの半年間くらいしか見てきてないんですけどね。高校時代からの友人の4人が一直線に並んで最後のライブをしているわけです。かと言って湿っぽいわけでもなくて、なんか終わりに気づかない振りしてはっちゃける感じが男子っぽいじゃないですか。ずっと男子校だったからか、そういうホモソーシャルなの弱いんですよね。まだ音源化されてない「good life」という素敵な曲があるんです。

夕暮れ時 タワーレコードのベンチに座って 積もり積もる話をしていたら
喉が枯れちゃったよ なかなかいい日だったよ それだけでいい日だったよ

というあまりに美しいラインに泣いちゃうんですけど、今回はまたそれが特別に響いてきてしまって目が潤んで潤んで。彼らの10年間くらいが透けて見えてくるようで。同い歳だし。最後に8年くらい前から一緒にライブをやっていたという主催のn uma setsuのお二人とセッションで「大停電の夜に」を演奏してくれました。あんなにエモーショナルに一音一音を叩きつけるceroは初めてで。ボーカルの高城さんが涙をぬぐうのを見てたらまたしてももらい泣きしてしまう。

外には夜汽車が走っていた 手を振る友達さびしそう

ってラインがまた特別に響いちゃうじゃないですか。とても美しい4人だったなぁ。画家に専念する柳さんの画がジャケットのceroのCDを早く見たい。続いてくんだなぁ。今後のceroにも期待!美しい夜でした。