青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

最近のこと(2011/02/10~)

3連休は雪。金曜日は雪の中、自転車を走らせ、街が様変りするのを楽しんだ。コンビニが停電していた。土曜日は友人らと車を走らせ、伊香保温泉に行ってきた。こちらも大雪。「清水屋」でおいしいツルっとしたうどん(ごまだれ!)を食べて、石段を登り、露天風呂に入ってきた。雪を頭に積もらせながら温泉入るという夢のシチュエーションを実現。思い付きでどこかに出かけるのは楽しい。


日曜日は晴れました。新宿タワレコceroのインストライブを観た。ハッピを着て登場し、「ビートルズがやってきたヤァヤァヤァ」って高城さんが言っていました。どうか僕らのビートルズになってください。アルバム未収録の「good life」という曲がとてもよかった。

夕暮れ時タワーレコードのベンチに座って、
つもりつもる話をしまくっていたら 喉がかれちゃったよ
なかなかいい日だったよ それだけでいい日だったよ

蒼くてグッと来ちゃうなぁ。今回のアルバムに入ってないけど、いい曲がまだまだある。凄いぞ、cero。公式サイトで「目覚めてすぐ」という名曲がフリーダウンロードできますよ。



最近、Colin Blunstone『1年間』をよく聞いている。

一年間

一年間

紙ジャケットでリマスター盤も買おうか悩む。あと、槇原敬之『君が笑うとき君の胸が痛まないように』も愛聴している。
君が笑うとき君の胸が痛まないように

君が笑うとき君の胸が痛まないように

マッキーの1枚目。「NG」「ANSWER」「北風」という珠玉のナンバー収録の日本が誇るブルーボーイの名盤。デビュー曲は全然売れなかったらしい。そうそう、星野源がマッキー大好きらしいです。詩の特集の雑誌で
うたのきろく

うたのきろく

を取り上げて、マッキーの素晴らしさを熱弁していたそう。好感度爆上げ。



先輩が鎌倉に家を買ったというので、遊びに行ってきた。古い1軒屋なのですが、これが激渋。驚いたのは、先輩の実家であらいぐまを飼っていたこと。そう、あらいぐまラスカルのあらいぐまです。

かわいい。しかし、実物はこうである。

怖すぎる。凄まじく凶暴で、とにかく何でもひっかく。あらいぐまは害獣扱いなので、外にいると保健所で即殺されてしまうそうで、ボランティアとして飼ってくれる家を募集しているらしい。

飼って2、3年したらさぁ、言うほど洗わなくなってきたんだよねぇ

という先輩の言葉に笑ってしまった。野生じゃなくなると洗わなくなるのか。一泊して、寺で座禅体験でもしようという話になったのですが、やっぱり面倒くさいので、喫茶店でダベっていた。ジョンとヨーコも訪れたと言う事で名所となっている「イワタコーヒー」だ。大人気で焼き上がりに50分かかるホットケーキを暇なので注文する。

安心する優しいお味。バターとの相性抜群です。量が多いので2人で1つで充分だと思います。昼は『ちはやふる」という漫画にモデルとして出てくる「峰本」という蕎麦屋へ。のんびり過ごせた週末であった。




七尾旅人の過去作を聞き直しておる。

ヘヴンリィ・パンク:アダージョ

ヘヴンリィ・パンク:アダージョ

結局これが1番好きなアルバムかもしれない。『SNOOZER』に掲載されていた磯部涼さんによる七尾旅人の半生を語るインタビューが面白い。半年近く掲載が伸びただけはあります。

『ヘヴンリィ・パンク: アダージョ』はたった一人の女の子にあてたアルバムだった

という事を知り、このアルバムの切実さが更に増して凄身を帯びている。「ヒタ・リーを聴きながら」の響き方もより強くなっている。

驚いて 驚いて驚く顔が見たくて頑張るよ空回りしてゆく
僕はただ駄目にするだけ何一つうまくできなくてごめんね
いっぱい考えたんだけど

何で七尾君はライブでここらへんをなかなか歌わないのか疑問だったんだけど、

後遺症は10年たってもまだ残っていて、今でも調子悪い時は引きつけの発作が出る。歌っておもしろいもので、いつ演奏してもそれを書いた時の記憶がありありと蘇ってくる構造になっているんだよ。(中略)『ヘブンリィ〜』の歌は辛い。まだ忘れちゃいいけない。まだまだ苦しみながら、歌い込んでいかなきゃいけない。

そういう事だったのか。ライブでは「忘れちゃったから、今度覚えてくる」なんてうそぶいてたけど。