青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

カジヒデキとリディムサウンター『TEENS FILM』

TEENS FILM

TEENS FILM

カジヒデキの時代遅れなネオアコサウンドがリディムサウンターの演奏によってハイブリット化して現代のサウンドトラックに昇華されている。結果、ちょっと最近のポップミュージックが忘れがち高揚感、カジ君的に言えばウキウキ感!がしっかり感じとれる。作詞作曲はそんなカジヒデキが担当。なんたって歌詞に中身がない。

僕のレモネード 僕の可愛いベイビー・レモネード
早くみんな恋に落とせ 夏のマジック

灼熱のサーヴィス・エリアはアボガド・ディズ
泣いてたって知らんぷり oh!oh!oh!

恋に落ちちゃいそうな キッスしたくなるような
カラフルな魔法が空から落ちてくる 落ちてくる

どうだろう。素晴らしいじゃないか。いや、素敵じゃないか。この中身のなさがサウンドの高揚感を加速させてる。刹那だってカジ君にかかれば、以下の感じ。

今夜もそろそろ終わりを迎えるよ 物事は全て終わりがあるからね
右手を振ってグッバイ 左手は頬にあて
でも寝付けないなら 海を見にいかないか?夜明け前のサイレント
突き破って僕らのビート

楽しい時間にあっという間に過ぎて でも何か感じこと忘れたくないね

ドストレート。いいですねぇ。けど、恋人や友人たちのドライブを終わらせたくなくて、ついつい海に行っちゃうのとかって結構、本当だったりして。カジ君は永遠の若者だ。カジヒデキは完全に自分を俯瞰できていて、あえてカジ君を演じているんだと思う。とても頭のいい人だ。やはり

デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))

デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))

の映画における「甘い恋人」というセルフパロディを全力でやりきったのが大きいんだろう。映画超つまらなかったけど。いや、でも本当に天然であぁいう人なのかもな。DJイベントで見た時、本当に締めてクネクネ踊ってたし、自分の曲がかかるとウサギさんのよなダッシュでステージに上がって歌ってたもん。