青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

宇多田ヒカル「Goodbye Happiness」

甘いお菓子 消えた後には さびしそうな男の子
雲ひとつない Summer day
日に焼けた手足 白いワンピースが 汚れようがお構いなし
無意識の楽園


夢の終わりに 待ったは無し
ある日 君の名を知った


So Goodbye Loneliness
恋の歌口ずさんで
あなたの瞳に映る 私は笑っているわ
So Goodbye Happiness
何も知らずに はしゃいでた
あの頃へはもう戻れないね
それでもいいの Love me


考えすぎたり やけを起こしちゃいけない
子供だましさ 憂き世なんざ

人は一人になった時に 愛の意味に気づくんだ

過ぎ去りし Days 優しい歌を聞かせて
出会った頃の気持ちを 今でも覚えてますか

So Goodbye Innocence
何も知らずにはしゃいでた
あの頃へはもう戻れないね 君のせいだよ Kiss me


Oh 万物が巡り巡る
oh oh oh daring daring 誰かに乗り換えたりしません
Only you


ありのままで 生きていけたらいいよね
大事な時 もうひとりの私が邪魔をするの


So Goodbye Happiness
何も知らずにはしゃいでた
あの頃へ戻りたいね
Baby そしてもう一度 Kiss me
So Goodbye Happiness... Loneliness...

自意識や他者との繋がりを認識せずに1人で生きていた状態から、自我が芽生え、他人とつながっていく変化をGoodbye Loneliness、InnocenceそしてHappinessと歌う。1人で生きていくことをHappinessと表現している。それは(無意識の)楽園であり、ありのままに生きていくことだから。「ある日 君の名を知った」「あの頃へはもう戻れないね 君のせいだよ」における”君”とは他者であると同時に自我のことも指すのだろう。

そして、誰かと結びつくことの刹那も「人は一人になった時に 愛の意味に気づくんだ」「過ぎ去りし Days 優しい歌を聞かせて 出会った頃の気持ちを 今でも覚えてますか」と、歌う。しかし、それでも宇多田ヒカルは他者と繋がることを強く肯定する。「それでもいいの Love me」「考えすぎたり やけを起こしちゃいけない 子供だましさ 憂き世なんざ」という風に。

Oh 万物が巡り巡る
oh oh oh daring daring 誰かに乗り換えたりしません
Only you

このバースのメロディの力強さと歌唱。ほぼ簡易な言葉で紡いでいるのも強烈だ。音もシンプルになっている。MVでセルフパロディの対象となっている「Automatic」と比べてみても、ビートとダンスがプリミティブになっていることに気づく。しかし、鳴っている音はずっと上層的に響く。しかし、宇多田ヒカルどうした。いつからこんな愛され顔に。好きだ!