青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 東京初ライブIN吉祥寺SPC

土曜日深夜に吉祥寺SPCでの奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の東京初ライブに行ってきた。台風も去ったので自転車での夜のサイクリングを楽しみながら、1時過ぎに吉祥寺に到着。ちょうど曽我部恵一のライブ前。1曲目は「キラキラ!」そして、そこから名盤「Strawberry」から多目にやるナイスな選曲。「トーキョー・ストーリー」とか「Stars」とかほんと好き。曽我部恵一BANDの「キラキラ!」より「Strawberry」のが好きかも。あのアルバム出た時、「JAPAN」が「音質さえもっと綺麗だったら・・・」みたいなレビューを載せていた記憶があるのですが、恐ろしいですね。ライブの白眉は「大人になんかならないで」からの「LOVE SICK」メロウ&ソウル。



そしていよいよ主役、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の登場。8人編成でした。奇妙さんが金髪になっててかっこよかった。1曲目から「タンバリア」「機嫌なおしておくれよ」というキラーチューンで会場大盛り上がり。真夜中だからかみんな超ハイテンションで踊り狂ってました。スゥイングしたビートに甘いメロディと管楽器、そしてソウルフルなボーカル。こいつはクソったれの日常を吹き飛ばす音楽だ。これを聞かずに何を聴く。

KING OF MUSIC

KING OF MUSIC

かっこつけ過ぎてないところもよい。曽我部さんがMCで言っていた

奇妙君はサム・クックの再来かと思った

という言葉が頭によぎりながら体を揺らす。そして、「ぼかぁしあわせだなぁ」でおなじみの加山雄三の「君といつまでも」「オーシャンゼリゼ」「サントワマミー」といったフランスのスタンダードや「星に願いを」のカバー。ロックンロール誕生以前からとっくにロックンロールのメロディーは誕生していたことの証明。何度もアンコールを求める観客。当然だ。本当に最高だったのだから。1度目のアンコールで披露したしゃかりきコロンブスの「君が誰かの彼女になりくさっても」のカバー。

素晴らしい。なんて声してるんだ。泣いてしまいました。ほんと素晴らしい夜だった。富士そばで紅生姜天そばを食べて帰った。酸っぱくて温かった。