青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

山下敦弘『中学生日記』& 松江哲明『前略、大沢遥様』


最高です、いやー笑いました。原作も素晴らしいのですが、映画はなんと20代以上の大人がが13歳を演じております。進むにつれ13歳にしか見えなくなります。髭生えてるのに。せっかく書き直した黒板の当番欄を消されてしまうとか肘についたご飯粒を指摘できないみたいな実に些細なことに感情が動かされたりする。会話もとにかく最高なんだよな。

「俺、最近タモリの面白さわかってきた、おもしろいってのとは違うんだけど」
「わかる、おもしろいってのは違うんだよな」

みたいのを延々繰り返してます。未見の方は是非!しかし、初期フェイクドキュメンタリーや山本浩司3部作といい、この頃の山下監督は才気めいてるなぁ。どうでもいいんですが、中学生くらいの女の子からたまにするマヨネーズみたいな匂いの正体を教えてください。あれは整髪料か何かですか?



同時上映で松江哲明『前略、大沢遥様』も観賞。松江監督のAVデビュー作。普通にAVをスクリーンで上映するポレポレ最高。これが、AV作品ながら松江印が色濃く出た傑作。もう出てくる人が全員童貞感満載。全員が(観客である僕)、自分とは別の、あっち側の人間であると思っていた大沢遥と小旅行をしているうちに気付けば恋に落ちている。「スタンドバイミー」よろしくに線路をみんなで歩いてみたり(最後にオナニーさせる)、男3人、女1人で温泉に入ってみたり(指1本触れることができない)スーパーでカートをひいてお酒やお菓子を買ってみたり(最高!)それを一部屋に集まって大騒ぎして飲む食う。あぁぁぁもう最高。そして、最後、これはAV作品なので、イケメンマッチョ男優が登場して大沢遥をイカしまくる。それをただ見つめるだけの僕たち。恋に落ちた大沢遥に、あっという間に失恋してしまう。結局、彼女はあっち側の人間なのだ。何このAV。泣ける。