*1:準急や急行は止まらない。余談だが、かつて保坂和志はこの街で暮らしていて、彼のデビュー作『プレーンソング』は中村橋での出来事を綴った小説なのだ。また槇原敬之や山田稔明(GOMES THE HITMAN)も若かりし頃、中村橋で暮らしていたらしい。と言っても、中村橋が文化度の高い街なのかというと、決してそんなことはない。本屋は1軒あるかどうかだし、昔はいくつかあった古本屋もすべて潰れてしまった。しかし、この街には素敵な図書館と美術館があります。2つは合築されていて、その間には動物モチーフの大きなアートが点在する緑地スペースがある
今月最も記憶にこびりついているのは、Father John Mistyのライブである。完璧なソングライティングと壮大なサウンドスケープだけでも最高なのに、ずっと観てたいと思わせるゴージャスな身体性と優雅な所作でもって、完全にその存在は神に格上げされました。ジョシュ・ティルマン、マジ神!(『勝手に震えてろ』のヨシカちゃんに捧ぐ)
『めずらしい人生』というアルバムを買って車で聞いてたら、胃もたれするほどに名曲しか入っておらず、「ベスト盤並だろこれ・・・」と思っていたら「愛が勝つ」が流れてきたのでベスト盤と気づいた。「愛が勝つ」が収録されているアルバムが『野球選手が夢だった』であることは知っているのだ。「こっぱみじかい恋」と「言えずのI Love You」などは「愛が勝つ」の10倍売れて欲しい名曲だ。
2月と言えば、松本壮史×三浦直之によるインスタドラマ『それでも告白するみどりちゃん』も素晴らしかった。主演3人の瑞々しさと演技勘の良さ。いつか3人ともロロの公演に出てくれぬものか。しかし、松本作品はいつも役者が良い。松本壮史の演出マジックがどうなっているのか、まことに知りたいものだ。思わず『デリバリーお姉さんNEO』と桜井玲香個人PV「アイラブユー」も観直してしまった。岩井堂聖子と桜井玲香も是が非でも三浦直之の舞台で観てみたい。あらためて、桜井玲香さんが本当に好きだなと思ったので、『桜井玲香の推しどこ?』と『悲しみの忘れ方Documentary of 乃木坂46』も観直しました。「生駒さん、ありがとう」という気持ちになった。あと、Netflixで『美味しんぼ』のアニメ観るのが何よりの楽しみで、今年に入ってすでに30話くらい観てしまった。適当にながら見できるのが最高なのだ。オープ二ング曲が「Dang Dang 気になる」に変わる24話あたりから、山岡さんの性格がグッと柔らかくなった気がする。『美味しんぼ』はシティポップリバイバルの波に乗って、デジタルリマスターされたって噂は本当なのだろうか。